


私は、平成25年3月末日(64歳)をもって九州大学大学院医学研究院脳神経外科の教授を退官しました。
その後の人生設計にあたり、病院長等の管理職に就くか脳神経外科医を続けるか悩みましたが、脳神経外科医を続ける決断を致しました。
我が人生を振り返ってみますと、東京大学、群馬大学、九州大学、等で約37年間手術に明け暮れる日々を過ごしていました。
また、この間に、多くの世界トップクラスの外国の先生方の手術を見学し研鑽してきました。私のこうした経験を生かして、患者さんや若い脳神経外科の先生方のお役に立ちたいと考えております。
私の財産は、37年間手術に明け暮れて習得した手術技術と経験に基づく知恵であります。これらの手術技術と判断力を活用して、一人でも多くの患者さんを救済することこそが、私にとってやりがいがあり意義深い仕事であると思っております。
「どんな事をしてでも患者さんを助ける」
というのが、私のモットーであります。
佐々木 富男